sukimapsy's blog

雑談,雑記ですが基本心理屋さんなので,心理学のことを書いていこうと思っています。基礎と応用の隙間を行き来する心理屋さんです。とある大学の非常勤講師です。で,臨床心理士でもあります。

自分のこと:高所恐怖

自分のことを書くのもどうかなとは思ったのですが、久しぶりに観覧車に乗る機会があり、書いておこうと思いました。

 

中学校時代から自分は高いところが苦手なんだなと思っていたのですが、それでも家族旅行の際には、サンシャインにも登りましたし、東京タワーにも登りました。

 

高校の修学旅行では京都タワーのも登りましたし、千葉のタワーや犬吠崎の灯台にも登りました。

でもです。

今回、観覧車に乗って冷や汗が止まらない。それどころか足がくすんで、向かい側の椅子の下に片足を踏ん張っていないと耐えられないわけです。

 

書いているいまも手汗がひどいです。

 

 

過去に、自分は高所恐怖の方の担当をしたことが数回あります。

その時、「頭のなかで恐怖を作り出しているんですよ」と、そんな風にクライアントに語っていたわけですが、まさしく、恐怖大爆発です。

 

「何かに掴まっていること」

「いま、自分が座っている椅子に集中すること」

「別の何かに集中すること」

「深呼吸すること」

 

今まで自分がアドバイスしたすべてを自分が実行しているわけです。

果たしてどうだったか。

 

最初の関門は、前の観覧車がほぼ自分の目線では追いにくくなったところです。

どうみても眼下を意識してしまう。

遠くを見ようにもまず真下を意識してしまう。

そんなことをしていうるうちに、

次の関門が。

 

90度。

一番横に突き出した瞬間です。

 

もう、何もいえませんでした。

言う必要もないわけですが、言葉が出ない。

とにかく空気を吸うんだと自分にいい、とにかく空気を吐くんだと自分に言い聞かせました。

 

そして、180度。頂上付近です。

 

不思議なことにど真ん中は怖くないんですね。不思議と安心感があると感じました。

それよりももうすぐ頂上というところの不安ゲージは、本当にやばかったです。

 

そして、降り始めて、少しずつ不安がやんできたのですが、やはり、270度(90度)は一番せり出すため不安が増強されました。

 

 

 

そんな私でしたが、結果、

 

 

 

無事発狂することなく降りることができました。

15分のあの地獄はもういいかなという感じがしています。

 

過去に、彼女がデートで観覧車に乗ろうって言われたらどうするの?と聞かれたことがあります。

 

答えは

 

スマホで顔を写しながら、下で待機してます」

 

でした。

 

聞いてきた人の反応は

「最低ですね」

でした。

 

いまでも、最低な人間なままのようです。

創元社の、いま注目している書籍

今回は、自分のメモ用も兼ねてブログを書いていきます。

創元社が出している、注目している本です。

 

まずは

心理学手帳 2018年版
心理学手帳研究会

ですね。

ここ2年くらい使用していますが、すごくいいです。

MonthlyもWeeklyもあるし、なにより、心理学に関する資料がついている。

ちょっと忘れた用語とかはここで確認できるし、あと、学会の予定表もついているのもありがたいですね。来年いつ学会があるかある程度わかると、予定が立てやすいです。

 

つぎは

うつと不安の認知療法練習帳[増補改訂版]
D・グリーンバーガー

不安についての認知療法は本当に難しいなと日々思っています。

認知的に改善していくことと同時に、どうしても行動療法的な側面も抑えないと行けないと感じています。

この本は、マインドフルネスなども加筆しており、増補改訂前よりパワーアップしていると思います。

 

そして、最近はベイズに注目されていますが、統計の本も。

統計嫌いのための心理統計の本:統計のキホンと統計手法の選び方
白井 祐浩

イラストもかわいいし、本当に基本的なことを抑えていると思います。

少しでも知識があれば、どこで躓いているか、知り合いに聞くこともできるし、指導教員の話ももう少し理解できるかもしれません。

 

他にもあるけど、今日はここまでにします。

日本心理学会に参加していたので、書籍コーナーを見て来ました。

いろいろ勉強したいなと思う分野の本が出ていたので、また近いうちにブログを書きたいと思います。

 

自分で動かす人工知能で最初に引っかかったところ

自分で動かす人工知能という本を購入した。

早速やってみようと思ったとろこ、Ubuntuで動かすことを想定しているということだった。

UbuntuOSじゃないと駄目かというと、そうではなくWindows上でヴァーチャルで動かせるという。

では、やってみようと、手順を確認すると

virtualboxをダウンロードし

書籍が指定したサイトからUbuntuにいくつか内容を含めたファイルをダウンロードする

 

virtualboxはすぐにダウンロードできた。

さらに、書籍指定のファイルもすぐにダウンロードできた(3GB以上ある)

 

virtualboxを起動し、左上のアイコン「新規」をクリックすると

入力箇所が3つでてくる。

指示では一番上の入力箇所にUbuntuAIと打ち込むと

残り2つの入力箇所は自動的に埋まるとのことだった。

残り2つは

Linux

Ubuntu(64-bit)

となれば正解。

 

しかし、

Ubuntuが64ではなく32になっている。

うーん。まあいいかとすすめるが、どうにもUbuntuが立ち上がらない。

 

ここで引っかかった。

何も始められない。

 

そこでぐぐってみたところ、

VirtualBox:仮想マシンの作成で64bit OSを選択可能にする方法というサイトを発見。

要するに

原因はBIOS設定であり、Virtualization TechnologyがDisableとなっているのでEnableにすればOKということだった。

 

まあ、個人的にな更に困ったのだが、同じようにここで躓く人もいるかと思い記載することとした。

 

なお、個人的に更に困ったのは使用しているPCのBIOS設定の起動がファンクションキーのどれだかわからなかったことだ。

HPのSPECTEを使用しているけど、なかなかググってもわからず、最終的に海外のサイトでESC+F10とわかって設定できた。

教訓としては、説明書は捨てないほうがいいと言うことかなと思う。

 

では、早速人工知能を使ってみようかな。

 

資料まとめ 発達障害関連

以前勉強会用にまとめたので、こちらにも記載します。

 

鷲見 聡(2015)発達障害の謎を解く 日本評論社

を参考にしています。

 

自閉症の有病率の変遷

1960-1970年 0.04~0.05%
1980年代 久留米、茨城、カナダなど 0.1%
1991年 名古屋 0.19% 横浜 0.21%
2000年以降 アメリカ、英国 0.6~0.9%(新基準)
2006年 英国 1.2% 名古屋 2.1%
2012年 韓国(ソウル) 2.6%

 

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図1 自閉症有病率の変遷をグラフ化したもの

■増加要因

診断基準の変化(軽度児をASDに含むこと)
親や専門職の間で知識の増加
発見や支援体制の充実
(日本での有病率の増加は、乳幼児健診システムが欧米より整備されていたためと考えられる)

 

ADHD疫学調査

小児の精神疾患発達障害の中で最も有病率が高い
有病率のばらつきが極めて大きい(1%から15%)

有病率が異なる理由
多動・衝動性の評価の困難性
特徴のマイナス面がプラス面と評価されること
評価者の主観に左右されやすい(同一質問紙を使用 教師4.3% 親31%)
愛着障害(虐待、ネグレクト)の多動との鑑別課題
要支援家庭の幼児の多くが多動・衝動性を持つ
ADHDASDの併存(両方ある場合ASDを優先してきた)
DSM-5から、両方併記可能)

 

■増加しているか?

日本 継続的なADHD疫学調査が乏しい
アメリカ 繰り返し調査
1990年代 有病率5%未満
2000年以降 増加傾向
2003年 7.8%(男児11.0% 女児4.4%)
2007年 9.5%(男児13.2% 女児5.6%)
2003年の調査 州によって異なる
コロラド州5.6% アラバマ州11.1%
2007年の調査
ネバダ州5.6% ノースカロライナ15.6%

 

■増加要因?

見かけ上の要因
関心の高まり
スクリーニング体制の整備
真の増加
低出生体重児の増加
多胎児の増加(不妊治療による影響)
妊婦の喫煙
妊婦のアルコール依存、薬物依存
(真の増加の証明はされていない)

 

上司と部下の感じ方について

久しぶりに記事を書きます。

心理学というより,社会調査系の話になりますが,今日は上司と部下がどう感じているのかという話。

 

2015年4月のニュース

若手社員「3人に1人」は叱られたことがない それでも上司は叱るべきか : J-CAST会社ウォッチ

で,若手社員の意識調査をしています。このこと自体を取り上げてもいいのですが,今日はこの調査を行った 日本生産性本部 の行った,第3回 職場のコミュニケーションに関する意識調査について触れたいと思います。

 

この調査では,2013年6月~2014年3月に約1500名の社会人に質問を行っています。
(有効回答数:課長職417名 一般社員1045名)

 

 

第3回と銘打っているように,第1回,第2回と約800人程度に調査を行っています。この2回は一般社員は400人程度であり,第3回は一般社員からの調査が倍になっていることも調査を読む際には重要だと思います(調査の詳細は,上記コミュニケーションに関する意識調査リンクをクリックして下さい)。

 

調査協力者の年齢別階層で明らかになっている点もここで触れておきます。

まず,一般社員の調査ピーク年齢は30代であり,課長職は40代でした。ここを山の頂点に一般社員では20代から10代と40代から50代へなだらかに下降していきます。課長職も同様,40代をピークになだらかになっています。つまり,一般社員の多くは30代であり,課長職は40代と10歳程度の開きがあります。

 

少し細かく見て行きましょう(以下資料からの抜粋になります)。

 

1.部下(後輩)のやる気

部下,または後輩の仕事への「やる気を感じている」 課長:78.2%

部下の能力や仕事ぶりに満足している 課長:42.7%

(1)部上司が感じる部下のやる気と意欲 VS 能力の間にギャップ

(2)自分自身の今の能力に「満足していない」 一般社員:91.9%

 

2.人材育成

人材育成を「自分の役割である」 課長:93.3%
(1)自分自身の能力を今後「高めたいと感じている」 一般社員:88.3%

(2)部下、または後輩に対し個別の育成目標を「持っている」 課長:55.4%

   上司から能力開発についての説明を「受けていない」 一般社員:64.2%

 

3.部下または後輩の育成を行っている 課長:81.8%
褒めることが「育成につながる」と思う 課長:98.1%
叱ることが「育成につながる」と思う課長 :87.8%
(1)部下または後輩を育成することに「自信がある」 課長:40.8%
(2)実際に褒めている 課長:78.4%
  「上司は褒める方だ」と感じている 一般社員:48.6%

(3)叱ることは「育成につながる」と思っている 課長:87.8%

   叱られると「やる気を失う」 一般社員:60.0%

 

4.課長・一般社員とも業務上のコミュニケーションは取れている
(1)「業務上のコミュニケーションは取れている」と感じている

   課長:83%

   一般社員:72.7%
(2)相談に来る,相談に行く

   部下または後輩が「相談に来る」 課長:84.9%

   「よく相談する」 一般社員:59.2%

   相談する側と相談される側では,その認識に大きな差がある
(3)物事を伝える力

   相手に対して的確に物事を伝えることに「自信がある」

   課長:51.6%

   一般社員の26.5%

 

 

 

非常に興味深いのは,相談に関してです。

相談に来ていると感じているのは上司で,実際は相談者は相談していないと考えています(もちろん一対一の上司部下関係の調査ではありませんが)。

そして,上司は,一般社員より倍,物事を伝えていると考えていて,一般社員の3/4は物事をうまく伝えられていないと感じているようです。

 

上司の方は,きっと部下からの相談を「なんてわかりにくい相談だ」と感じていて,一般社員に人は相談すると「お前の言っている意味がわからん」と言われているんじゃないでしょうか(会社内でそういう学習をした結果,自分はダメだと思っているように解釈しました。もちろんもともと説明下手だと認識して答えた人もいると思います)。

 

そこで,上司は,まず30秒は黙って聞いてみる。バラけそうな話なら,どこが中心かそっと聞いてみるといいかもしれません。

一般社員の方は,相談しても意味ないと思わず,まず,要点はいくつあるのか,どういった風にやってみたのかというシナリオを書いてから説明する,とりあえず一つだけ言ってみるといいのではないでしょうか。

 

企業でコミュニケーションの話をする時,たいてい中間管理職の方のご苦労が伺えます。少しでもその方々の苦労が減るといいなと思います。

アドラー心理学の勉強会

先日,都内某所でアドラー心理学の勉強会(研修会)に参加してきました。

昨年末に,基礎編を2日ほど受けていましたので,今年は応用編に参加。

基礎編と違い,どう話を聞き(聴き)どう考えどう相手に伝えるか(訊くか)が,リアルに感じられました。

 

アドラー心理学は一昨年頃(もう少し前?)から急に流行りだした心理学です。

多分,火付け役は「嫌われる勇気」だったのではないでしょうか(下にAmazonへの江リンクを貼ります)。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

これ以降,マンガで分かるシリーズがではじめ,アドラー心理学の門をくぐるハードルを下げたように思います。

アドラー心理学アドラー心理学と呼ぶことに不思議な感じがしていたのですが,どうもアドラー心理学と銘打つ方がマーケティング的には良いのでしょう。学部時代,個人心理学として習った記憶がありますが)

 

応用編の勉強会の話を少しだけ書くと,どう聞き取り,その人物をどうアセスメントするかが主題だったと思います。

この人は世の中をどのように見ているのか,考えているのか。そこを中心に聞いていくという作業をしつつ,どのようなゴールを考えているか,考えていないのであれば,一緒にどう作っていくか。

 

認知行動療法では,このアセスメントにそって,問題点を絞り,その解決を一緒に探していくことになります。来談者中心療法では,この聞き取りだけである程度相談者の力が回復すると考えています。とにかく自由に語らせるフロイト的な精神療法とは少し違うように思います(精神分析がまったく問いかけをしないという意味ではありません)。

 

勉強をしていくにつれ,他の心理療法との接点,類似点に気が付き,アドラー心理学はかなり大きな源流だったのだと理解するに至った勉強会でした。

(学部時代は,ゲシュタルト心理学的なのかな,くらいでした)

 

アドラー心理学についてのまとめは別の機会にいたします。

参加の報告まで。

生存報告を兼ねて

だいぶ時間があいてしまいました。

新年の挨拶もまだ書いていませんでした。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

昨年末は自身の研究関係でドタバタしており,こちらには書き込めずにいました。

少しだけ時間ができたので,久しぶりではありますが,生存報告を兼ねて記録したいと思います。

 

再来年度(2016)は大きな国際学会が横浜で行われる予定です。

ですので,心理関係の方々は本年度から来年度の前半に研究を済ませたり,ある程度のところまで進めているのではないかなと思います。

 

そう考えると,新しい知見として紹介される研究は数年前になりますね。

心理学は近年,研究が多くなされ研究知見がどんどん更新されています。

しかし,多くはすでに先に先に進んでいるわけです。

でもそれはそれだけバリエーションが存在するとも言えます。

 

反対に,なかなか研究が進まない,もしくは変化が少ない研究分野は,仮説や現象が強固なものなのかもしれません(一概にそうとはいえないものもありますが)。

 

NHKで心理学の実験番組が放送されるようですが,それらは古典的でも強固な現象だと考えられます。どのように放送されるのか今から楽しみです。

 

本年はもう少し更新速度が上がるようガンバります。