自分のこと:高所恐怖
自分のことを書くのもどうかなとは思ったのですが、久しぶりに観覧車に乗る機会があり、書いておこうと思いました。
中学校時代から自分は高いところが苦手なんだなと思っていたのですが、それでも家族旅行の際には、サンシャインにも登りましたし、東京タワーにも登りました。
高校の修学旅行では京都タワーのも登りましたし、千葉のタワーや犬吠崎の灯台にも登りました。
でもです。
今回、観覧車に乗って冷や汗が止まらない。それどころか足がくすんで、向かい側の椅子の下に片足を踏ん張っていないと耐えられないわけです。
書いているいまも手汗がひどいです。
過去に、自分は高所恐怖の方の担当をしたことが数回あります。
その時、「頭のなかで恐怖を作り出しているんですよ」と、そんな風にクライアントに語っていたわけですが、まさしく、恐怖大爆発です。
「何かに掴まっていること」
「いま、自分が座っている椅子に集中すること」
「別の何かに集中すること」
「深呼吸すること」
今まで自分がアドバイスしたすべてを自分が実行しているわけです。
果たしてどうだったか。
最初の関門は、前の観覧車がほぼ自分の目線では追いにくくなったところです。
どうみても眼下を意識してしまう。
遠くを見ようにもまず真下を意識してしまう。
そんなことをしていうるうちに、
次の関門が。
90度。
一番横に突き出した瞬間です。
もう、何もいえませんでした。
言う必要もないわけですが、言葉が出ない。
とにかく空気を吸うんだと自分にいい、とにかく空気を吐くんだと自分に言い聞かせました。
そして、180度。頂上付近です。
不思議なことにど真ん中は怖くないんですね。不思議と安心感があると感じました。
それよりももうすぐ頂上というところの不安ゲージは、本当にやばかったです。
そして、降り始めて、少しずつ不安がやんできたのですが、やはり、270度(90度)は一番せり出すため不安が増強されました。
そんな私でしたが、結果、
無事発狂することなく降りることができました。
15分のあの地獄はもういいかなという感じがしています。
過去に、彼女がデートで観覧車に乗ろうって言われたらどうするの?と聞かれたことがあります。
答えは
「スマホで顔を写しながら、下で待機してます」
でした。
聞いてきた人の反応は
「最低ですね」
でした。
いまでも、最低な人間なままのようです。