sukimapsy's blog

雑談,雑記ですが基本心理屋さんなので,心理学のことを書いていこうと思っています。基礎と応用の隙間を行き来する心理屋さんです。とある大学の非常勤講師です。で,臨床心理士でもあります。

購入書籍

ご無沙汰しています。

できるだけブログを更新したいのですが,私事にかまけなかなか書けない日が続いています。

今日は,購入した書籍の紹介。

 

 

臨床家のためのDSM-5 虎の巻

臨床家のためのDSM-5 虎の巻

 

 

 

です。

 

DSMは日本において現在

DSM4TRというものが使われています。

DSMの4番で,その改良だよって意味ですが,そもそもDSMとはなにかを説明します。

 

DSMとは「精神障害の診断と統計の手引き」でアメリカ精神医学会の診断指針です。

ざっくり言うと,病院に来た患者さんの診断名をつけるのに参考にする教科書みたいなものです。

 

もっとざっくり言うと精神障害に分類される病気の診断基準がたくさん載っている本です。

 

注目するところは,アメリカの精神医学であるということ。

一応,ICDという国際疾病分類(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)っていうのもあってこっちはWHOが分類している。けど,こっちは精神障害だけではなく全部の病気を網羅しているんです。精神医学だけに限定するならDSMの方がスッキリかなと思います。

ちなみにDSMは,ICDの精神および行動の障害の章とほぼ同じとされていて,行政関係はICDでの表記採用していたりします。

例えば,障害者手帳の申請とか更新とかで書類に記載する時はICDだったと思います。

 

で,なんでいまさらDSMの本を買ったのかというと,

 

今回,アメリカでは4から5へ生まれ変わったんですね,DSM

 

そうなると,日本でも利用している診断基準だから,日本でも大きな影響を受けるわけです(自分は診断しないですが。診断できるのはDrだけ)。

翻訳などは日本精神医学会が頑張ってるんだと思うんですが,その前にどこがどう変更されたのか知りたくて購入しました。

 

英語の原典読めばいいんですが,英語が得意じゃないのと,書籍が高いのとでこちらの本を参考にすることにしました。まだこれからですが,変更点がまとまっていそうで期待大です。